婚約指輪
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女性にとって身近なジュエリーである真珠。
人生の節目で活躍する真珠ですが種類や品質の違いなど詳しく知らない人も多いのでは？
今回はそんな真珠の知識、よく使われる場面、よくある質問についてお話します。
真珠ができる仕組み
貝の中に偶然異物が入り込み、身を守るためにその異物に層が巻かれたものが真珠です。
養殖真珠は人工的に核という異物を貝の中に入れることで作られます。
実はたくさんある真珠の種類
アコヤ 日本近海に生息するアコヤ貝から採れる真珠。アコヤ真珠では9ミリ以上のものは希少とされます。
白蝶 オーストラリア、インドネシア近海で養殖される白蝶貝から採れる真珠。白が一般的ですがまれに金色のパールもあります。
黒蝶 タヒチ近海で養殖される黒蝶貝から採れる真珠。シルバーから黒まであります。ピーコックグリーンと評価されたものは希少です。
淡水 川や湖の淡水性の貝から採れる真珠。
色や形のバリエーションが豊富でカジュアルなジュエリーにもよく使われます。
いい真珠を選ぶポイント
いい真珠を選ぶポイントは7つ。
この7つで金額にも差が出てきます。
ポイント1 照り
「照り」というのは真珠がもつ光沢感（輝き）を意味します。照りがいいものは表面に映るものがはっきりと見え、照りの悪いものはぼやっと見えるので比較的簡単に見分けることができます。
ポイント2 巻き
「巻き」は核の周りに巻かれる真珠の層の厚みのことです。巻きが厚いほうが強い光沢を放ちます。厚さは計測装置でしか調べることが出来ないので目視での判別は難しいと言えるでしょう。
ポイント3 かたち
真珠は真円に近いほど価値が高いと言われています。そして貝が作り出すものなので真円だけでなく、オーバル(楕円)ドロップ(しずく型)、バロック(変形)など個性的な形もあり、それらはファッションジュエリーとして楽しむことができます。
ポイント4 傷
傷は真珠が作られる過程で自然にできたへこみや突起のこと。これが少ない方が評価が高くなります。ですが天然真珠でも養殖真珠でも貝という生き物が作り出す宝石なので、表面が完璧になめらかになることはありません。貝の中で真珠が作られるときにできた小さなへこみを「えくぼ」といい、これは本物の真珠である証なのです。ジュエリーに加工するときにはこの「えくぼ」が目立たないように金具で隠したりします。
ポイント5 大きさ
品質が同じ真珠であれば大きい方が価値が上がります。アコヤ真珠は他の真珠に比べてサイズが小さいので9ミリ以上が大珠となります。ですが大きければいいということではなく、着ける人の体格や年齢に合わせて選ぶのが最適です。
ポイント6 色
真珠といえばホワイトのイメージが強いと思いますが他にもピンク、シルバー、ゴールド、グリーン、ブラックなどがあります。それぞれ貝の種類によって色が違ってきます。好みはもちろんやお肌の色との相性も肝心です。
ポイント7 連相
連相とは一本のネックレスの珠の揃い方のこと。色や照りの異なる真珠の中からバランスを見ながら同じような品質の真珠を組んで仕立てます。連相が揃っていないとネックレス全体の美しさが損なわれてしまうのです。
真珠が活躍する場面
18〜20歳 成人のお祝いに贈る方も多くいらっしゃいます。また19歳の厄年には魔除けのお守りとして真珠が活躍。
20代 成人式を終えるとさまざまな行事への参加が増えてきます。友人の披露宴などフォーマルな席でのパールジュエリーは装いをランクアップしてくれます。
30〜40代 仕事場でも柔らかさを演出してくれるのがパール。勤務先や取引先のパーティーなどの行事参加も多くなる年代です。家庭生活でも入学式や卒業式などには真珠があると重宝します。
40〜50代 年齢とともに親戚や知人のお葬式や法事が増えてきます。真珠は涙を象徴する宝石なので悲しみの席では欠かせないジュエリーなのです。不幸が重なる、長引くなどの意味があるので2連ネックレスやロングネックレスは避けましょう。
50代以降 結婚30周年は真珠婚です。人生を共にしてきた伴侶への贈り物としてパールジュエリーを贈ったのなら素敵な記念品となりますよ。
真珠についてのよくある質問
Q お手入れ方法は？
A 使用後は真珠用のお手入れクロスで優しく拭く
真珠は繊細な宝石のため、汗や皮脂に弱いので使ったその日にお手入れすることが重要です。
保存方法も専用ケースに入れて、高温多湿、直射日光、防虫剤を避けましょう。
また、ネックレスの場合は糸が劣化し切れてしまうことがあります。使っていなくても2～3年を目安に専門店で糸替えをしてもらうと安心です。
Q ネックレスの長さ調整はできる？
A もちろん可能！
一般的には鎖骨のラインにかかる長さがフォーマルスタイルでは最適とされています。
長さを調節して残った真珠はピアスやリングに加工することも可能です。
Q 葬儀には黒い真珠が必須？
A 真珠は冠婚葬祭すべてに着用できます。
なので20代、30代の女性はアコヤ真珠があれば十分です。ですが年齢を重ねた女性は葬儀のときに黒い真珠を身に着けると、大人の品格をまとった装いになります。
喜びのとき、悲しみのとき、いつも寄り添う真珠。出番の多いアイテムだからこそ状況や立場にふさわしい真珠選びをすると
一生身に着けていても後悔のない大切なジュエリーになりますよ。
店頭では実際に試着することができますのでお気軽にご来店くださいませ。
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