結納の意味と歴史ってご存知ですか？

2021.02.22

札幌を中心に、旭川・苫小牧・函館に店を構える
「結婚指輪・婚約指輪の専門店」
PROPOSE(プロポーズ)です。

結納のスタイル

双方の両親へ結婚のあいさつを済ませたら、
次は婚約に向けて両家の親同士が顔を
合わせる場を設けます。

この顔合わせのときに結納品や結納の品を
交わす一連の儀式が結納です。
近年は儀式を省略し、顔合わせの食事会と
するスタイルが多くなっています。

結納とは、結婚する両家が行う婚約の儀式のことで、
結納式の形式にのっとり、結納金や結納品を受け渡すことをいいます。

女性が男性の家へ嫁入りして苗字を変える場合は
男性側から女性側へ結納金や結納品を贈り、
男性が婿入りして苗字を変える場合は女性側が贈ります。

結納式では、贈る側が決まり文句の口上を述べ、
結納品の中身が記された目録を渡し、
贈られた側がそれを確認して受書を相手に返します。
その後、結びの言葉を述べて結納式は終了します。

結納の起源は、1,400年前の仁徳天皇の時代にまで遡り、
仁徳天皇の皇太子が黒媛を妃とされた時に納菜が贈られたことが
日本書紀に記されています。

これが現在の結納の始まりとされています。
その後平安時代に貴族が行っていた婚礼儀式に、
室町時代になって中国の婚礼制度が取り入れられ、
武家の婚礼制度として確立していきました。

江戸時代には裕福な商家で結納や結婚式が行われていましたが、
一般の家庭に取り入れられるようになったのは明治時代以降です。

現代では、結納の儀式は省いて
両家の食事会のみというパターンも多く、
結納の儀式をするか顔合わせの食事会のみに
するかは両家の意向を確認して決めます。

儀式は以前は仲人が仕切ることが多かったのですが、
最近は仲人を立てないことの方が多いため、
両家の親と本人たちだけで行うのが一般的です。

男性側が女性の家か、ホテルのレストランや
料亭などに出向いて男性側の親が口上とともに
持参した結納品を納めます。

結納を済ませた後は、両家で会食をすることが一般的です。

最近の主流は結納をせずに食事会だけ開くパターンです。
顔合わせの食事会にはとくに決まりはありませんが、
双方の家族を招き、あいさつと顔合わせを兼ねて食事を共にします。

本人たちの兄弟姉妹やその子どもなども参加することがあります。
両家が一堂に会しての食事は親睦を深めるのにも良い機会となります。
食事会の間に、婚約指輪など婚約の記念品のお披露目を行う人もいます。

婚約指輪は結納や食事会の席で、
婚約記念品の一つとして披露されることが多いので
結納の日取りも考えて準備しておくとよいでしょう。

最近では婚約指輪を結婚指輪と重ね着けする女性が
増えたこともあり、結納前にセットで購入する
カップルが増えています。

もちろん結婚指輪は挙式までの間に
じっくり選んでもかまいません。

結納にしても顔合わせの食事会にしても、
お互いの家族に紹介し、承諾を得るための大切なステップです。

とくに男性には、改めて生涯の伴侶への覚悟を
新たにする重要な場面です。
結婚生活が始まってしまうと改まって覚悟を
示す機会もなくなりますから一つひとつの行事を
二人で噛みしめるチャンスです。